川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科「川口サンデー歯科・矯正歯科」です。
マウスピース矯正を検討している多くの方が、「自分の歯並びの場合、どれくらいの期間で治療が終わるのだろう?」と疑問に感じているのではないでしょうか。この記事では、マウスピース矯正にかかる期間について、部分矯正と全体矯正の平均的な期間から、出っ歯やガタつき、すきっ歯といった個々の歯並びの状態に合わせた具体的な治療期間の目安まで、詳しく解説します。
この記事を通じて、ご自身の歯並びに合わせた治療計画を立てる上での具体的なイメージをつかみ、安心して矯正治療の第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
マウスピース矯正の期間は平均どれくらい?
マウスピース矯正の治療期間は、どの範囲の歯を動かすかによって大きく異なり、「部分矯正」と「全体矯正」の2つに分けられます。ご自身の理想とする歯並びのゴールが、前歯のちょっとしたガタつきを直したいのか、それとも奥歯を含めた全体の噛み合わせからしっかりと整えたいのかによって、おおよその期間の目安を把握できます。
部分矯正は、主に前歯など数本の歯の動きに限定されるため、比較的短期間での治療が期待できます。一方、全体矯正は、奥歯から前歯まですべての歯を動かし、噛み合わせの根本的な改善を目指すため、治療期間も部分矯正に比べて長くなる傾向があります。
この違いを理解することは、治療計画を立てる上で非常に重要です。まずは、それぞれの矯正方法の平均的な期間を把握し、ご自身の希望する治療がどちらに該当するかをイメージしてみましょう。
部分矯正なら数ヶ月〜1年が目安
部分矯正は、その名の通り、歯列全体ではなく特定の数本の歯、主に前歯やその周辺の軽度な乱れを対象とします。例えば、前歯の小さなすきっ歯や、少しのガタつき(叢生)などがこれに該当します。このような症例の場合、治療期間の目安は一般的に数ヶ月から1年程度と、比較的短期間で完了することが多いです。
治療期間が短い主な理由は、動かす歯の本数が限られており、歯の移動距離も短いためです。複雑な噛み合わせの調整を必要としないため、効率的に目標とする歯並びへと導くことができます。見た目の印象を大きく左右する前歯だけを整えたい方や、全体的な矯正には抵抗があるけれど、気になる部分だけを改善したいという方に適した選択肢と言えるでしょう。
ただし、部分矯正が適応できるかどうかは、個々の歯並びの状態や骨格によって異なります。歯科医師による精密な診断を受け、ご自身の症例が部分矯正で対応可能かを確認することが大切です。
全体矯正なら1〜3年が目安
全体矯正は、奥歯を含むすべての歯を動かし、歯列全体の噛み合わせを根本から改善することを目指す治療です。出っ歯(上顎前突)、受け口(下顎前突)、開咬(奥歯を噛み合わせても前歯が開いている状態)、あるいは歯並び全体の大きな乱れなど、広範囲にわたる歯の移動や複雑な噛み合わせの調整が必要な症例が対象となります。
全体矯正の治療期間は、一般的に1年から3年程度と、部分矯正に比べて長くなります。これは、動かす歯の本数が多く、それぞれの歯が適切な位置に移動するまでに時間が必要となるためです。また、噛み合わせの改善は、見た目だけでなく、咀嚼機能や発音など、口腔全体の健康にも深く関わるため、慎重かつ計画的に治療を進める必要があります。
全体矯正は、長期的な視点で口腔環境全体の改善を目指す治療であり、時間と費用はかかりますが、その分、機能的にも審美的にも満足度の高い結果が得られる可能性が高いです。
歯並びを安定させる「保定期間」も忘れずに
マウスピース矯正で歯を動かす「治療期間」が終わった後も、安心はできません。整った歯並びを長期間維持するためには、「保定期間」が不可欠です。歯には元の位置に戻ろうとする性質、いわゆる「後戻り」があるため、治療によって新しい位置に移動した歯をしっかりと固定し、安定させる必要があるのです。
保定期間中は、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。このリテーナーは、透明なマウスピース型や、歯の裏側に固定するワイヤー型など、いくつかの種類があります。保定期間の目安は、通常、歯を動かした治療期間と同程度か、場合によってはそれ以上とされることが多く、長期間にわたる継続が求められます。
もしこの保定期間を疎かにしてしまうと、せっかく時間と費用をかけて手に入れた理想の歯並びが元に戻ってしまうリスクがあります。これは、治療の努力が無駄になってしまうことを意味します。保定期間は、矯正治療計画全体の重要な一部であり、美しい歯並びを維持するための最終ステップとして、真剣に取り組むことが大切です。
【症例別】マウスピース矯正の治療期間の目安
ここからは、ご自身の歯並びの状態がマウスピース矯正でどれくらいの期間を要するのか、より具体的な目安について解説していきます。歯並びの乱れを「軽度」「中等度」「重度」というカテゴリーに分け、それぞれの症例の一般的な治療期間を見ていきましょう。ただし、ここでお伝えする期間はあくまで目安です。歯の動きやすさや骨格など、個人の状態によって治療期間は変動しますので、正確な情報は必ず歯科医師の診断を受けるようにしてください。
軽度の歯並びの乱れ(すきっ歯・ガタつきなど):約3ヶ月〜1年
軽度の歯並びの乱れとは、例えば「すきっ歯(空隙歯列)」や「前歯の軽微なガタつき(叢生)」などが該当します。これらの症例では、歯を動かす距離が比較的短く、複雑な歯の移動を伴わないため、マウスピース矯正の効果を比較的早く実感できるケースが多く見られます。治療期間の目安としては、約3ヶ月から1年程度と、比較的短期間での完了が期待できます。
軽度の症例は、部分矯正で対応できることが一般的です。部分矯正は、気になる前歯など、限定された範囲の歯並びを整えるため、全体矯正に比べて治療期間も費用も抑えられる傾向にあります。数ヶ月から1年という短期間で見た目の改善が期待できるため、「結婚式までに前歯のすき間をなくしたい」といった具体的な目標がある方にも選ばれやすい治療方法と言えるでしょう。
マウスピース矯正は、1枚あたり約0.2〜0.25mmという非常にわずかな歯の移動を段階的に行うことで、歯並びを整えていきます。軽度の乱れであれば、このわずかな移動の積み重ねで目的を達成しやすいため、短期間での治療完了につながります。ただし、ご自身の歯並びが本当に軽度なケースに該当するかどうかは、歯科医師による精密な検査が不可欠です。
中等度の歯並びの乱れ(出っ歯・八重歯など):約1年〜2年
中等度の歯並びの乱れとしては、多くの方が悩む「出っ歯(上顎前突)」や「八重歯(叢生)」が挙げられます。これらの症例では、歯を前後や横方向に大きく動かしたり、歯が重なって生じているスペースを確保するために、歯列全体を調整する必要があったりします。そのため、軽度の症例と比較して治療期間は長くなり、目安としては約1年から2年程度となることが多いです。
出っ歯や八重歯は、見た目の問題だけでなく、噛み合わせのバランスにも影響を与えることがあります。マウスピース矯正では、これらの歯を計画的に移動させるために、アタッチメントと呼ばれる小さな突起を歯の表面に装着したり、顎間ゴムを使用したりすることもあります。これら補助装置を併用することで、より効率的かつ確実に歯を動かすことが可能になりますが、その分、治療計画も複雑になり、期間も長くなる傾向があります。
中等度の歯並びの乱れの場合、部分矯正ではなく全体矯正が適用されることが一般的です。全体矯正では、奥歯を含めたすべての歯を対象に、根本的な噛み合わせの改善を目指します。治療期間が1〜2年と聞くと長く感じるかもしれませんが、将来的な口腔内の健康を考えれば、適切な治療によって得られるメリットは大きいと言えるでしょう。専門的な診断を通じて、ご自身の症例に適した治療計画を確認することが重要です。
重度の歯並びの乱れ(受け口・開咬など):約2年〜3年
重度の歯並びの乱れに分類されるのは、「受け口(下顎前突)」や、奥歯を噛み合わせても前歯が閉じない「開咬(オープンバイト)」といった症例です。これらのケースでは、上下の顎の骨格的な問題が絡んでいることが多く、歯の移動が非常に複雑かつ広範囲にわたります。そのため、治療期間は長くなり、約2年から3年程度、あるいはそれ以上の期間を要する可能性もあります。
特に受け口や開咬のような重度の症例では、単に歯を動かすだけでなく、顎全体のバランスを考慮した治療計画が求められます。マウスピース矯正単独での対応が難しい場合もあり、場合によってはワイヤー矯正との併用や、顎の骨の位置を外科的に修正する手術(外科矯正)が必要になることもあります。このような場合は、治療期間もより長期にわたり、複数の治療法を組み合わせることで、最終的な治療目標を達成することになります。
重度の歯並びの乱れでは、治療の難易度が高く、歯科医師の豊富な知識と経験が成功の鍵を握ります。精密な検査と診断に基づき、骨格の状態や歯の動きやすさを考慮した上で、最も適切な治療計画を立てることが不可欠です。長期にわたる治療になりますが、噛み合わせの機能改善はもちろん、顔全体のバランスの改善にもつながるため、専門医としっかり相談して治療を進めることが大切です。
抜歯が必要なケース:約2年〜3年以上
歯をきれいに並べるためのスペースが顎に不足している場合、健康な歯を数本抜歯してスペースを確保することがあります。抜歯を伴うマウスピース矯正は、歯を大きく移動させる必要があるため、治療期間が通常よりも長くなる傾向にあり、約2年から3年以上を要することが一般的です。
抜歯が必要となるのは、主に重度の出っ歯(上顎前突)や、歯が重なり合ってガタついている重度の叢生(そうせい)などのケースです。抜歯によって生じたスペースに、前歯を後ろに引っ込めたり、奥歯を前に移動させたりと、歯を大きく移動させる必要があります。この大規模な歯の移動は、通常の矯正よりも時間がかかるため、全体的な治療期間が長引く要因となります。
抜歯を伴う矯正治療では、歯が移動する距離が長くなるため、精密な治療計画と患者さんの協力が不可欠です。マウスピースの適切な装着時間を守ることや、定期的な通院で進捗を確認し、必要に応じて治療計画を調整していくことが、計画通りの治療完了につながります。抜歯の有無を含め、ご自身の歯並びに最適な治療計画と期間については、必ず歯科医師に相談し、十分な説明を受けるようにしてください。
マウスピース矯正の期間が長引く主な原因
せっかく始めたマウスピース矯正で、当初の計画よりも治療期間が延びてしまうことは避けたいものです。治療期間が長引くと、身体的、精神的な負担が増えるだけでなく、費用面でも影響が出てくる可能性があります。そのため、矯正治療を開始する前に、どのような要因で期間が延びる可能性があるのかを理解しておくことは非常に重要です。ここでは、マウスピース矯正の期間が長引いてしまう主な原因について詳しく解説します。
マウスピースの装着時間が不足している
マウスピース矯正の治療期間が長引く最も一般的な原因として、マウスピースの装着時間不足が挙げられます。マウスピース矯正では、1日あたり20時間以上の装着が推奨されています。この装着時間を守ることが、治療計画通りに歯を動かすために不可欠です。
歯は、持続的に適切な力が加わることで、周囲の骨が少しずつ吸収されて新しい骨が作られるという骨の代謝(リモデリング)が起こり、ゆっくりと移動します。そのため、装着時間が短すぎると、歯に十分な矯正力が伝わらず、計画通りに歯が動かなくなってしまいます。結果として、治療の遅れや、場合によっては後戻りを引き起こし、再度歯を動かすための追加期間が必要になることもあります。食事や歯磨きの時間以外は、できるだけ常にマウスピースを装着し続けることが、スムーズな治療進行のために非常に重要です。
マウスピースの交換時期を守らない
歯科医師から指示されたマウスピースの交換時期を守らないことも、治療期間が延びる大きな原因となります。マウスピース矯正では、1枚のマウスピースが約0.2mmから0.25mmといった非常にわずかな距離だけ歯を動かすように精密に設計されています。
この微細な歯の動きを段階的に積み重ねることで、理想の歯並びへと導いていきます。そのため、歯科医師の指示通りに定期的に次のステップのマウスピースに交換していくことが、治療計画に沿って歯を動かすためには不可欠です。自己判断で交換時期を早めすぎてしまうと、歯や歯根に過度な負担がかかり、痛みや歯の根が短くなるといったトラブルにつながる可能性があります。逆に、同じマウスピースを長く使いすぎてしまうと、計画通りに歯が動かず、矯正力が弱まってしまうため、結果として治療期間が長引いてしまうことになります。
虫歯や歯周病などの口内トラブルが発生した
マウスピース矯正中に虫歯や歯周病といった口内トラブルが発生した場合、矯正治療を一時的に中断し、まずはそちらの治療を優先する必要があります。マウスピースを装着している間は、歯全体が覆われるため唾液の自浄作用が働きにくくなり、普段よりも虫歯や歯周病のリスクが高まります。特に、日々の丁寧な歯磨きやマウスピースの洗浄を怠ると、細菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です。
口内トラブルが発生してしまうと、その治療が完了するまで矯正治療を進めることができません。例えば、虫歯を治療する際には、歯を削ったり詰め物をしたりするため、それまで使用していたマウスピースが合わなくなり、新しいマウスピースを作り直す必要が生じることもあります。このように、口内トラブルの治療期間中は矯正が進まず、結果的に全体の治療期間が大幅に長引いてしまうことがあります。
歯科医師の指示通りに通院しない
マウスピース矯正は患者さん自身によるマウスピースの装着が主体となる治療ですが、定期的な通院も非常に重要です。歯科医師の指示通りに通院を怠ってしまうと、治療期間の遅延に繋がることがあります。通院時には、歯が計画通りに動いているかどうかの精密なチェック、歯の動きを助けるアタッチメント(歯の表面につける小さな突起)の調整や再装着、新しいマウスピースの受け取りなど、治療を円滑に進めるための重要な処置が行われます。
もし自己判断で通院を中断したり、頻度を減らしたりしてしまうと、治療の途中で何らかの問題が発生していても、歯科医師がその変化に気づくことができません。例えば、歯が計画通りに動いていない、マウスピースが合わなくなっている、といった問題が早期に発見できないと、リカバリーのために追加の治療が必要になったり、最終的な治療期間が長引いたりする可能性があります。定期的な通院は、治療の進捗管理とトラブルの早期発見のために不可欠であり、スムーズな治療完了のために大切な要素です。
矯正期間を予定通りに終えるための5つのポイント
マウスピース矯正は、理想の歯並びを手に入れるための有効な手段ですが、治療期間が長引いてしまうと、身体的、精神的、金銭的な負担が増えてしまいます。これまでのセクションで、治療期間が延びてしまう原因について詳しく見てきましたが、ここでは、治療を計画通りに、最短ルートで完了させるために患者さん自身ができる重要なポイントを具体的に解説します。
自己管理を徹底し、歯科医師の指示に沿って治療を進めることで、不安なく理想の歯並びを目指すことができます。このポイントを押さえることで、治療期間への不安を解消し、スムーズに治療を終えられるよう、ぜひ参考にしてください。
1. 1日20時間以上の装着を徹底する
マウスピース矯正の治療を計画通りに進める上で、最も重要と言えるのが、1日20時間以上のマウスピース装着時間を厳守することです。なぜこれほど装着時間が重視されるかというと、歯は持続的に一定の力が加わることで、その周囲の骨が代謝(リモデリング)され、少しずつ動いていくというメカニズムがあるためです。
装着時間が短いと、歯に十分な矯正力が伝わらず、計画通りに歯が動かなくなってしまいます。その結果、治療の遅れや、せっかく動いた歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」のリスクが高まります。食事や歯磨きといった必要最低限の時間を除き、常にマウスピースを装着する習慣をつけることが大切です。
この習慣を身につけるためには、工夫も必要になります。例えば、食事を終えたらすぐに歯を磨き、その流れでマウスピースを装着するように心がけるのがおすすめです。また、外出先でも歯磨きができるように、携帯用の歯ブラシセットを持ち歩くことも有効な対策です。
2. マウスピースと口腔内を清潔に保つ
矯正治療中に虫歯や歯周病などの口内トラブルが発生すると、その治療のために矯正を一時中断せざるを得なくなり、結果的に全体の治療期間が延びてしまいます。これを防ぐためには、マウスピースと口腔内を常に清潔に保つことが非常に重要です。
マウスピースを装着する前には、必ず丁寧な歯磨きを行い、歯の表面や歯間に食べかすが残っていないことを確認しましょう。マウスピースが歯を覆っている間は、唾液の自浄作用が働きにくくなるため、セルフケアを怠ると虫歯のリスクが高まります。
マウスピース自体の洗浄も忘れてはいけません。指で優しくこすり洗いをするか、専用の洗浄剤を使用し、常に清潔な状態を保ちましょう。また、マウスピースを装着したままでの食事は厳禁です。糖分を含む飲み物も、マウスピースと歯の間に糖分が滞留しやすくなるため、避けるのが賢明です。
3. チューイーを正しく使用する
マウスピース矯正を効率的に進めるために「チューイー」と呼ばれる補助道具を正しく使用することは、非常に重要です。チューイーとは、シリコン製の小さなチューブ状のツールで、これを噛むことでマウスピースが歯にしっかりと密着するように促します。
マウスピースは、歯に正確にフィットすることで計画通りの矯正力を伝え、歯を動かします。しかし、特に新しいマウスピースに交換した直後などは、歯に完全にフィットせず、わずかに浮き上がってしまうことがあります。このような「浮き」があると、十分に矯正力が伝わらず、歯の動きが滞ってしまう原因になります。
チューイーを毎日数分間、マウスピースの浮きが気になる部分を中心にしっかりと噛むことで、マウスピースと歯の密着度を高め、計画通りの歯の移動を助けます。これは、目に見えない矯正力を最大限に引き出すための、非常に重要なステップと言えるでしょう。
4. 定期通院を怠らない
マウスピース矯正においては、歯科医師の指示に従い、定期的な通院を欠かさないことが、治療期間を計画通りに進める上で非常に大切です。通院は、新しいマウスピースを受け取るだけでなく、矯正治療の進捗状況を歯科医師が専門的な視点からチェックする貴重な機会となります。
定期通院では、歯が計画通りに動いているか、マウスピースのフィット感に問題がないか、アタッチメント(歯の動きを助ける突起)が外れていないかなどを確認します。万が一、計画と実際の歯の動きにズレが生じていたとしても、早期に発見できれば、その場で軌道修正(リファインメント)を行うことで、治療期間の長期化を防ぐことができます。
自己判断で通院を中断したり、期間を空けてしまったりすると、小さな問題が進行してしまい、最終的にリカバリーのために追加の治療や期間が必要になる可能性もあります。忙しい日々の中でも、矯正治療を円滑に進めるため、定期通院のスケジュールをしっかりと守るように心がけましょう。
5. 経験豊富な歯科医師を選ぶ
マウスピース矯正を成功させ、計画通りの期間で終えるためには、治療を始める前の段階で、経験豊富な歯科医師を選ぶことが非常に重要です。マウスピース矯正は、デジタル技術を駆使した精密な治療ですが、その計画立案や、治療中のトラブル対応には、歯科医師の知識と経験が大きく影響します。
経験豊富な歯科医師は、患者さんの口腔内の状態や骨格、歯の動きやすさなどを総合的に判断し、一人ひとりに最適な、精度の高い治療計画を立案できます。また、治療中に予期せぬ問題が発生した場合でも、これまでの経験に基づいた適切な対処法を迅速に判断し、スムーズに解決に導くことができるでしょう。
クリニックを選ぶ際には、事前のカウンセリングで、自分の歯並びの症例に近い過去の治療事例を見せてもらうことや、治療計画、期間、費用について、納得できるまで丁寧に説明してくれるかどうかを確認することが、信頼できる歯科医師を見極める重要なポイントとなります。
マウスピース矯正の期間に関するよくある質問
マウスピース矯正の期間に関して、患者様から多く寄せられる質問にお答えするセクションです。これまでの説明で触れきれなかった疑問や、特に気になる点について、Q&A形式で詳しく解説します。治療を検討されている方が抱える不安を解消し、より安心して治療に臨めるよう、具体的な情報を提供いたします。
Q. ワイヤー矯正と比べて期間は短いですか?
「マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも期間が短い」と一概に言うことはできません。治療期間は、矯正方法そのものの違いよりも、患者様一人ひとりの歯並びの状態や、抜歯の必要性の有無といった要素に大きく左右されます。
例えば、軽度の歯のガタつきや、すきっ歯のような症例では、マウスピース矯正の方が比較的早く治療が完了する傾向があります。しかし、抜歯を伴う複雑な症例や、骨格的な問題が関係する重度の症例では、ワイヤー矯正の方が歯を効率的に動かせる場合もあり、必ずしもマウスピース矯正が短期間で終わるとは限りません。どちらの矯正方法がご自身の症例に適しているか、また期間の目安はどのくらいになるかは、歯科医師による詳細な診断が必要不可欠です。
Q. 治療期間が延びたら追加費用はかかりますか?
マウスピース矯正の治療期間が当初の予定よりも延長した場合に、追加費用が発生するかどうかは、ご契約されるクリニックの料金体系によって大きく異なります。主な料金体系には、「トータルフィー制度(総額制)」と、処置ごとに費用が発生する制度があります。
トータルフィー制度は、治療開始時に提示された総額の中に、治療計画の修正(リファインメント)や追加のマウスピース作製費用、さらに保定期間中の費用までが含まれていることが一般的です。この場合、治療期間が多少延びても追加費用が発生しないことが多いでしょう。一方、処置ごとに費用が発生する制度では、治療期間の延長によって追加のマウスピースが必要になったり、通院回数が増えたりすると、その都度費用が発生する可能性があります。契約を結ぶ前に、保証の範囲や追加費用が発生する条件について、歯科医師やスタッフにしっかりと確認し、疑問点を解消しておくことが、後々の金銭的なトラブルを避けるために非常に重要です。
Q. 結婚式など目標の期日までに終わらせることは可能ですか?
結婚式や就職活動など、特定の期日までに歯並びを整えたいというご希望をお持ちの患者様は少なくありません。このような場合、最も重要なのは、できるだけ早い段階で歯科医院を受診し、その旨を歯科医師に具体的に相談することです。
歯科医師は、目標とする期日から逆算し、ご自身の歯並びの状態を詳細に診断した上で、現実的に可能な治療計画を提案してくれます。場合によっては、全ての矯正治療が完了していなくても、一時的にマウスピース装置を外す期間を設けたり、見た目を優先した部分的な治療計画を立てたりするなど、柔軟な対応が可能なケースもあります。まずは専門家である歯科医師に相談し、ご自身の状況と希望を伝えることが、目標達成への第一歩となるでしょう。
Q. 子どもと大人で治療期間は変わりますか?
一般的に、子どものマウスピース矯正は、大人に比べて治療期間が短くなる傾向があります。この理由として、子どものうちは顎の骨がまだ柔らかく成長過程にあるため、歯が動きやすく、歯列のコントロールがしやすいという点が挙げられます。
一方、大人の場合、顎の骨の成長が完了しており、歯の移動にはより時間がかかります。そのため、同じような歯並びの症例であっても、大人の方が治療期間が長くなることが一般的です。ただし、歯の動きやすさには個人差が非常に大きいため、年齢だけで一概に治療期間が決まるわけではありません。正確な期間については、個々の口腔内の状態を診断した上で、歯科医師が提示する治療計画をご確認ください。
あなたの歯並びに必要な期間は?まずは無料カウンセリングで相談しよう
マウスピース矯正の治療期間は、お一人おひとりの歯並びの状態や口内環境、そして治療への取り組み方によって大きく異なります。この記事でご紹介した症例別の期間はあくまで一般的な目安であり、すべての方に当てはまるわけではありません。ご自身の具体的なケースでどれくらいの期間がかかるのか、正確な情報を得るためには、専門家である歯科医師による詳細な診断が不可欠です。
その疑問を解消し、安心して治療の第一歩を踏み出すための最も確実な方法は、歯科クリニックのカウンセリングを受けることです。多くのクリニックでは無料カウンセリングを実施しており、気軽に相談できる機会を設けています。カウンセリングでは、レントゲンや口腔内スキャンなどを用いた精密検査の結果に基づき、あなたの歯並びに合った治療計画、具体的な期間、そして費用について、歯科医師から直接詳しい説明を受けることができます。
後悔のないマウスピース矯正治療を選択するためにも、まずは複数のクリニックでカウンセリングを受けてみることをおすすめします。疑問点をすべて解消し、ご自身が納得できる歯科医師と治療計画を見つけることが、理想の歯並びを手に入れるための大切なスタートラインとなるでしょう。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
東北大学歯学部卒業後、千葉国際インプラントセンターに勤務、
2015年しらかわファミリー歯科開業、2021年川口サンデー歯科・矯正歯科開業
【略歴】
・東北大学歯学部 卒業・千葉国際インプラントセンター
・しらかわファミリー歯科開業
・川口サンデー歯科・矯正歯科開業
・浦和サンデー歯科・矯正歯科開業
川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科
川口サンデー歯科・矯正歯科
住所:埼玉県川口市安行領根岸 3180 イオンモール川口3階
TEL:048-287-8010

