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川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科「川口サンデー歯科・矯正歯科」です。
親知らずを抜くかどうか、悩んだことはありませんか。
痛みがないからと放置してよいのか、将来的なリスクを考えて抜いた方がいいのか、判断に迷う方は少なくありません。
歯科医療の現場では、親知らずの状態や生え方によって処置が大きく異なることが知られています。
今回は、抜いた方がよい親知らずの特徴と、抜かずに残せるケースについて詳しく解説します。
自分の親知らずがどのタイプに当てはまるのかを知ることで、後悔のない選択ができるようになります。
結論として、親知らずは「問題があるかどうか」で抜歯の可否を判断すべきです。
抜歯が必要な親知らずとは
親知らずは、まっすぐ正常に生えているとは限らず、斜めや横向きに埋まっていることもあります。
このようなケースでは、周囲の歯を圧迫したり、歯ぐきの炎症を繰り返す原因になることがあります。
特に痛みや腫れ、口臭、虫歯、歯周病などのトラブルが起きている場合は、早めに抜歯が推奨されます。
抜かずに放置すると、手前の健康な歯まで悪影響を受けるリスクも高まります。
以下は抜歯が勧められる親知らずの主な特徴です。
- 横向きや斜めに生えている
- 周囲の歯ぐきが腫れる、膿が出るなどの炎症がある
- 親知らずと隣の歯の間が虫歯になっている
- 何度も痛みや違和感を繰り返している
抜かなくてもよい親知らずの条件
すべての親知らずが抜歯の対象になるわけではありません。
まっすぐに生えていて、上下の歯が正しく噛み合っている場合は抜く必要がないケースもあります。
また、虫歯や歯周病のリスクが低く、きちんと歯磨きで管理できている状態であれば、残しておいても問題ありません。
歯科医の診断を受けながら、定期的に経過観察することが重要です。
以下は抜かなくてもよい親知らずの判断基準です。
- まっすぐに生えていて機能している
- 炎症や痛みなどの自覚症状がない
- 清掃が十分にできていて、虫歯や歯周病の兆候がない
- 歯列全体のバランスに悪影響を与えていない
抜歯を検討すべきタイミング
自覚症状がない場合でも、レントゲンで問題が見つかることがあります。
親知らずの根が隣の歯に近接していたり、嚢胞(のうほう)ができていると、将来的に深刻な問題に発展する可能性があります。
違和感を感じたタイミングで早めに歯科医院を受診することで、最適な判断がしやすくなります。
定期検診時に親知らずの状態を確認しておくと、リスクを未然に防ぐことができます。
特に妊娠や留学など、長期間の治療が難しい状況が控えている場合は、事前に処置を済ませておくのが望ましいです。
親知らずを放置するリスク
問題のある親知らずを放置しておくと、トラブルが繰り返されやすくなります。
炎症が慢性化すると、周囲の骨が溶けてしまい、他の歯を支える力が弱くなることもあります。
また、隣の歯に虫歯や歯根吸収が生じると、抜歯の必要が出てくるなど影響は広範囲に及びます。
以下は親知らずを放置することで生じる代表的なリスクです。
- 慢性的な炎症による歯ぐきの腫れ
- 手前の歯の虫歯や歯根へのダメージ
- 口臭や膿などの衛生トラブル
- 口腔内全体の咬合バランスの乱れ
抜歯後の注意点と対策
親知らずを抜歯した後は、適切なケアを行うことが大切です。
出血や腫れ、痛みなどが現れることがありますが、正しい対応で回復を早めることが可能です。
飲酒や喫煙は回復を遅らせるため、少なくとも数日は控えることが望ましいです。
処方された薬は必ず指示通りに服用し、異変があればすぐに歯科医へ相談しましょう。
抜歯後は再発を防ぐためにも、口腔ケアの意識を高めることが重要です。
まとめ
親知らずは状態によって抜歯が必要なケースと、抜かなくても良いケースがあります。
重要なのは、見た目だけではなく歯の向きや噛み合わせ、周囲の環境を歯科医が総合的に判断することです。
自覚症状がなくても、将来のリスクを見据えて定期的な検査を受けることが、最も後悔のない選択につながります。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
東北大学歯学部卒業後、千葉国際インプラントセンターに勤務、
2015年しらかわファミリー歯科開業、2021年川口サンデー歯科・矯正歯科開業
【略歴】
・東北大学歯学部 卒業・千葉国際インプラントセンター
・しらかわファミリー歯科開業
・川口サンデー歯科・矯正歯科開業
・浦和サンデー歯科・矯正歯科開業
川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科
川口サンデー歯科・矯正歯科
住所:埼玉県川口市安行領根岸 3180 イオンモール川口3階
TEL:048-287-8010