
目次
川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科「川口サンデー歯科・矯正歯科」です。
歯の裏側や歯と歯の間にザラつきを感じたことはありませんか。
それは「歯石」の可能性があり、自宅で除去できるのか疑問に感じる方も多いでしょう。
歯石は専門的な処置が必要とされる固い沈着物で、歯科衛生の専門知識と経験が求められます。
今回は、自宅での歯石除去方法とそのリスク、歯科医院での処置との違いについて詳しく解説します。
自宅ケアの限界や正しい予防法を知ることで、口腔トラブルの予防に役立てることができます。
結論として、歯石は自宅で完全に取ることは難しく、歯科医院での定期的なクリーニングが最も効果的です。
歯石はどうやってできるのか
歯石は、歯垢が唾液中のミネラルと結びついて石灰化したものです。
通常、食後24時間以内に歯垢が形成され、2日ほどで歯石に変化します。
歯石は非常に硬く、歯ブラシだけでは落とせません。
歯石の表面はザラザラしており、さらに歯垢が付きやすくなる悪循環を招きます。
このため、虫歯や歯周病のリスクを高める要因として知られています。
自宅でできる歯石除去の方法
自宅での歯石除去を試みる方もいますが、注意が必要です。
スケーラーという器具が市販されており、歯石を削ることができます。
ただし、専門的な知識や技術がなければ歯や歯茎を傷つける可能性があります。
また、目視しづらい部分や歯周ポケットの奥は自分で確認できません。
以下のようなアイテムは予防として活用できます。
- 歯ブラシ(毛先の細いものがおすすめ)
- デンタルフロスや歯間ブラシ
- 超音波電動歯ブラシ
- 殺菌成分配合の洗口液
自宅での除去に伴うリスク
自分で歯石を除去しようとすると、以下のようなリスクがあります。
- スケーラーで歯茎を傷つける
- エナメル質を削ってしまい知覚過敏になる
- 除去しきれず再石灰化を招く
- 歯周病を悪化させる恐れがある
これらのリスクは、歯の健康を損なうだけでなく、結果的に治療期間や費用が増加する要因になります。
安全に歯石を取り除くには、やはりプロの手による処置が最善です。
歯科医院での歯石除去の特徴
歯科医院では、超音波スケーラーやハンドスケーラーを使用して歯石を除去します。
目視できない歯周ポケットの奥深くにある歯石まで徹底的に除去可能です。
必要に応じて麻酔を使い、痛みを最小限に抑えた処置も受けられます。
さらに、処置後は歯面を滑らかに研磨し、再び歯石が付きにくい環境を整えます。
以下のような点も歯科医院ならではの利点です。
- 患者の状態に応じた処置の提案
- 定期的な歯周ポケット検査
- 着色汚れの除去やフッ素塗布の併用
- 歯周病や虫歯の早期発見
歯石を予防するための習慣
歯石の発生を防ぐには、日常のセルフケアが欠かせません。
正しい歯磨きに加え、歯間ケアも取り入れることで歯垢の蓄積を防げます。
歯磨きの際は、歯と歯茎の境目に毛先をしっかり当てて丁寧に磨くことが重要です。
フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、歯の再石灰化を促し虫歯予防にもつながります。
以下の習慣を継続することで、歯石の沈着を大幅に減らすことができます。
- 1日2回以上、丁寧に歯磨きを行う
- 歯間ブラシやフロスを毎日使用する
- 甘いものをダラダラ食べない
- 水分をよく摂り、唾液の分泌を促す
- 3〜6ヶ月ごとの歯科検診を受ける
まとめ
歯石は一度できると歯ブラシでは除去できず、放置すれば歯周病や口臭の原因になります。
自宅で除去する方法もありますが、リスクが高く効果も限定的です。
確実に安全に歯石を取り除くためには、歯科医院での専門的な処置が最も信頼できます。
日々の正しいセルフケアと、定期的な検診を習慣にすることが、健康な歯と歯茎を守る近道です。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
東北大学歯学部卒業後、千葉国際インプラントセンターに勤務、
2015年しらかわファミリー歯科開業、2021年川口サンデー歯科・矯正歯科開業
【略歴】
・東北大学歯学部 卒業・千葉国際インプラントセンター
・しらかわファミリー歯科開業
・川口サンデー歯科・矯正歯科開業
・浦和サンデー歯科・矯正歯科開業
川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科
川口サンデー歯科・矯正歯科
住所:埼玉県川口市安行領根岸 3180 イオンモール川口3階
TEL:048-287-8010