矯正治療中の痛みの原因と対処法とは？

川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科「川口サンデー歯科・矯正歯科」です。
矯正治療は、美しい歯並びを手に入れるために非常に効果的な治療法ですが、治療中に感じる痛みが心配されることが多いです。
特に「矯正の痛みに耐えられないのでは？」と不安を抱える方も少なくありません。
今回は、矯正治療中の痛みの原因や、その痛みに対する効果的な対処法を詳しく解説していきます。
矯正治療に踏み切る前に知っておきたいポイントを、ぜひ参考にしてください。

矯正治療中の痛みの原因

矯正治療では、歯に適切な力をかけて少しずつ動かしていくため、その圧力によって痛みが生じます。
特に、装置を取り付けた直後やワイヤーの調整を行った直後には、歯や歯茎に強い負荷がかかるため、痛みが生じやすくなります。
痛みは、歯の移動に伴う炎症反応や、粘膜が装置に当たることによる刺激が原因です。
この痛みは、プロスタグランジンという炎症を引き起こす物質が作られることによって発生しますが、多くの場合、痛みは一時的で徐々に和らいでいきます。
また、マウスピース矯正とワイヤー矯正では、痛みの感じ方や部位が異なるため、治療法に応じた対策が必要です。

痛みが続く期間はどれくらい？

一般的に、矯正治療中の痛みは装置の調整を行った直後が最も強く感じられ、そのピークは1〜2日程度とされています。
その後、痛みは徐々に軽減し、通常は1週間以内にほとんど感じなくなります。
初めて装置を装着した際や、調整後に感じる痛みは、多くの患者さんが経験するものですが、長引く痛みや耐え難い痛みが続く場合は、歯科医師に相談することが大切です。
痛みを緩和するために、鎮痛剤を適切に服用することも効果的です。
特に、痛みが夜間に強くなる場合など、寝る前に鎮痛剤を服用することで快適な睡眠を確保することができます。

食事中の痛みを和らげるには？

矯正治療中に特に食事の際、歯にかかる力が痛みを引き起こすことがあります。
歯が敏感になっている状態では、硬い食べ物や噛む力が必要な食品は避け、柔らかいものを摂取するのが良いです。
例えば、スープや豆腐、ヨーグルト、うどんなどの柔らかい食事が適しています。
また、痛みが強い時には、食べ物を小さく切るか、噛む負担が少ない調理法を工夫することで、歯への刺激を最小限に抑えることができます。
食事を楽しむことは、治療中の生活の質を維持するためにも重要な要素ですので、食事内容に注意しつつ、少しずつ通常の食事に戻していくことを心がけましょう。

装置による口内炎や粘膜の痛み

矯正装置が頬や唇、舌に当たることで、口内炎や痛みを引き起こすことがあります。
特にワイヤーやブラケットが口の中の粘膜に擦れることで、粘膜が傷つき、炎症を起こしやすくなります。
痛みや不快感を感じる場合は、歯科医院で提供される矯正用ワックスを使用して、装置が直接当たる部分を保護することが有効です。
ワックスを装置に貼り付けることで、粘膜との摩擦を軽減し、痛みを和らげることができます。
もし、これでも痛みが軽減されない場合や、装置が粘膜に深刻な影響を与えている場合は、歯科医師に相談して装置の調整を行う必要があります。

どうしても痛みが耐えられない場合の対処法

矯正治療中に耐えられないほどの痛みを感じることがあれば、無理をせず早めに歯科医院に相談することが重要です。
痛みが長引いたり、強い違和感が続く場合、装置が適切に調整されていない可能性や、口内に炎症が生じていることが考えられます。
歯科医師に相談することで、装置の再調整や炎症を抑える治療を行うことができ、痛みを軽減することが可能です。
また、日常的なケアとして、冷やしたタオルや保冷剤を使って患部を冷やすことも、痛みを和らげる効果があります。
自宅での対処法に限界を感じた場合は、早めの専門家の助けを求めることが、治療を快適に続けるためのカギとなります。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。