インプラント

虫歯や歯周病で、歯を抜いたり歯が抜けたりしたときの治療には、固定式の「ブリッジ」、取り外し可能な「入れ歯」、あごに埋め込む人工歯の「インプラント」があります。この中で、最も機能的で安全性が高いのがインプラントです。

インプラントとは、あごの骨に、体になじみやすい素材で作られた歯根を埋め込み、それを土台に人工の歯を取り付けることです。見た目は天然の歯にそっくりですよ。

インプラントにすると、しっかり噛んでご飯を食べられるようになり、歯を失うまえの口の状態を取り戻せます。また、他の歯や口全体への影響が最も少なく、ブリッジや入れ歯に比べて長持ちします。

当院は、年間100本以上のインプラント手術の実績があります。

インプラントには様々な種類があります。患者様のご要望、歯やあごの状態、予算、生活スタイルをもとに、一緒に選びましょう。

インプラントとは

歯を失ったあごの骨に、体になじみやすい素材で作られた歯根を埋め込み、それを土台にして人工の歯を取り付けます。

インプラントのメリット

ご飯をよく噛んで食べられるようになります。入れ歯と比べると、食べられる物の範囲が広いです。

残っている歯への負担がなく、天然の歯に近い機能が備わっています。
見た目は天然の歯そっくりです。

当院のインプラントの特徴

年間100症例以上の実績 難しい治療も可能

当院でインプラント治療を担当するのは、年間100症例以上(※)もの治療を手掛けている経験豊富な院長です。手術を伴うインプラント治療に対して不安を抱えられている方も、どうか安心してお任せいただければと思います。

また、インプラントを埋め込むあごの部分に十分な骨がない場合などには、手術ができないケースもあります。しかし私どもではそのような場合にも、骨を増やす治療法によって対応が可能です。「インプラント治療は難しい」と言われた方も、一度ご相談ください。
※2021年現在

痛みに配慮したインプラント治療

数多くの治療経験から培われた知識・技術を活かし、患者さまの痛みに配慮したインプラント治療を行っております。

具体的には、「サージカルガイド」を使った歯ぐきの切開が必要ない手術ができます。傷口が歯ぐきのごく小さな範囲のみとなるため、手術時の痛みや術後の腫れが最小限となり、ほとんど痛みを感じない治療が可能になりました。

「痛みが怖くて心配」と迷われていた方も、当院にご相談ください。

10年保証付きでアフターケアも充実

「高い費用を支払ったのに、インプラントがすぐにダメになってしまったら…」と心配される患者さまも少なくありません。その点私どもでは、インプラント治療に10年の保証をお付けしておりますので、安心して日常生活を送っていただけることと思います。

また治療後のメインテナンスにも力を入れ、アフターケアも充実させております。

安全性に配慮した充実の設備

インプラント治療は外科手術を伴う高度な治療ですので、安全性に配慮する必要があります。

そのため当院では、CTや3Dシミュレーションソフト、ピエゾサージェリーなど先端設備を導入。手術中の重大な事故を防ぎ、より安全に治療ができるようにしております。

デンタルローンでの分割払いも可能

自費診療であるインプラント治療は費用が高額になりがちですが、私どもではデンタルローンによる分割払いも可能にしております。

インプラント治療の費用300,000円(330,000円 税込)は、デンタルローンのご使用により月々6,300円~(60回払い)でお支払いいただけます。費用面であきらめていた方も、一度ご相談ください。

治療法

インプラントの種類

インプラントは約30もの種類があり、年々機能が向上しています。

治療計画はご相談にお越しくださった際に一緒に決めていければと思いますが、インプラントとはどのような種類があるのか、いくつかの情報を掲載します。

素材の違い

純チタン・チタン合金

一番よく使われる素材です。強度があり、長持ちしやすいことが特徴。
また、骨に結合しやすいです。

チタン・ニッケル合金

変形しやすく、その形を維持しやすい素材です。
純チタン・チタン合金に比べると骨との結合はやや劣ります。

構造の違い

1ピースタイプ
あごの骨に埋め込む歯根の部分と、歯ぐきの上に出す土台の部分が一体化したインプラントです。
手術が1回で済むため、患者様の負担は少ないです。
ただし、あごの骨が薄い方には使用できません。また、土台の部分に問題が生じたときはインプラントを丸ごと取り外さないといけなくなります。

2ピースタイプ
あごの骨に埋め込む歯根の部分と、歯ぐきの上に出す土台の部分をネジでつなげるタイプのインプラントです。いくつかの種類の中から土台を選んで取り付けます。
手術は2回必要です。また、部品が多いため、1ピースタイプよりも費用がかかります。

表面処理の違い

ブラスト処理
表面を細かく粗く加工することで、骨との結合を促進します。

酸化処理
表面に酸化チタンを結合させてデコボコにし、骨との結合を促進します。

機械研磨処理
表面を滑らかに加工して、骨に接触しても問題がないようにします。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントの歯を支えにして装着するタイプの部分入れ歯です。
通常の入れ歯よりも噛む力がアップします。
インプラントの固定力を利用するため、がたつきがなく、しっかり噛むことができます。

土台となるご自身の歯を削る必要があります(削る量は個人差があります)。治療時に出血を伴う可能性があります。強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。インプラントを埋めるための外科手術が必要になります。残っている歯やインプラントが入れ歯の下にくるので、歯磨き、定期健診をきちんとしないと虫歯や歯周病のリスクが高まります。

注意点

手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。噛む感覚がご自身の歯と異なる場合があります。見た目がご自身の歯と異なる場合があります。手術後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。

自費診療となります。

治療の流れ

1. 診療

患者様の悩みやご要望、ご予算を伺います。

2. 検査

レントゲンとCTを撮影し、口の中を検査します。
残っている歯の状態や、あごの骨の状態、虫歯や歯周病の有無を確認します。

3. 前処置

インプラント治療の前に、虫歯や歯周病の治療をします。

4. 一次手術

歯ぐきを小さく切開し、骨に穴を空けて、人工の歯根(インプラント)を埋め込みます。

その後、インプラントの上部にキャップをつけて、歯ぐきを元に戻します。
この際、骨量が少ない人には、骨を造成する治療も行います。

※状態によっては二次手術を同時に行うこともあります。
骨とインプラントが結合するまで約3〜4カ月程度待ってもらいます。

5. 二次手術

歯根の上部を歯ぐきから出して、専用キャップをつけます。
歯ぐきの傷が治ってから、インプラントの上部につける土台の型取りをします。

6. 土台の製作・装着

製作された土台をインプラントに装着します。

7. 人工歯の装着

土台にセラミック製の人工の歯を取り付けます。

8. メンテナンス

3カ月に1回程度、歯科衛生士によるメンテナンスを行います。

治療期間

骨の状態によりますが、一般的に4〜6カ月程度で終わることが多いです。

インプラントについてもっと詳しく知りたい方は当院のインプラント専門サイトをご覧ください。