川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科「川口サンデー歯科・矯正歯科」です。
矯正治療中に「装置が外れた」と気づいたとき、多くの方が不安や焦りを感じるのではないでしょうか。
特にワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーが取れてしまうトラブルは決して珍しくありません。
しかし、正しい知識を持っていれば、落ち着いて適切に対処することができます。
今回は、矯正装置が外れたときにやるべきこと、応急処置の方法、外れやすい原因や予防策などをわかりやすく解説します。
治療期間を無駄にせず、安心して矯正を続けるためにも、ぜひご一読ください。
矯正装置が外れたときの対処法
ブラケットやワイヤーが外れる主な原因
矯正装置が外れたときの応急処置
装置が外れやすい人の特徴と予防法
矯正装置が外れたときに注意すべきこと
矯正装置が外れた場合、まず最初にやるべきことは、かかりつけの矯正歯科にすぐ連絡することです。
自分で判断して放置してしまうと、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」が起こるリスクや、口腔内を傷つける危険性もあります。
特にブラケットが外れたままだと矯正力が失われ、治療期間が延びてしまう恐れもあるため注意が必要です。
すぐに受診できない場合でも、電話などで状況を伝えれば、応急処置の方法を指示してくれるでしょう。
矯正中は突発的なトラブルに備えて、ワックスなどのアイテムを常に手元に置いておくことも大切です。
矯正装置が外れる原因には、いくつかのパターンがあります。
よくあるケースとしては以下のような要因が考えられます。
・硬い食べ物(せんべい、ナッツ、氷など)を前歯で噛む
・キャラメルやガムなど粘着性のある食品を食べる
・無意識に舌や指で装置を触る癖がある
・フッ素塗布の影響で接着力が弱くなる
・噛み合わせが深く、上下の歯が装置に干渉する
これらを意識的に避けることで、矯正装置の脱落リスクを大きく減らすことができます。
特に治療開始初期はワイヤーも細く柔らかいため、トラブルが起きやすい傾向があります。
食事や生活習慣を見直すことが、矯正成功への第一歩です。
矯正装置が外れてしまったとき、すぐに歯科医院へ行けない場合には応急処置が必要です。
以下のような方法で一時的に対応しましょう。
・ワイヤーの先が口内に当たって痛い場合は、矯正用ワックスでカバーする
・リガチャーワイヤーが飛び出したら、清潔な爪楊枝などで内側に押し込む
・ブラケットが完全に取れてしまった場合は清潔な袋に保管し、次回持参する
・ワイヤーが長く飛び出している場合は、爪切りやニッパーで切断して対処する
このような処置で一時的に痛みや不快感を抑えられますが、あくまで一時的な方法にすぎません。
なるべく早く専門の歯科医院を受診し、適切な処置を受けるようにしてください。
矯正装置が外れやすい人には共通する特徴があります。
たとえば、銀歯やセラミックの被せ物が多い方は、装置との接着がうまくいかないことがあります。
また、噛む力が強い、食いしばりや歯ぎしりの癖がある人も注意が必要です。
唾液の量が多いと、装着時の防湿が難しくなるため接着が弱くなるケースもあります。
矯正中は以下のようなポイントに気をつけて過ごすと安心です。
・硬い食べ物は小さくカットし、奥歯で噛む
・装置を指や舌で触らないよう意識する
・ストレスや習慣による食いしばり対策をする
・装置に違和感を感じたら早めに相談する
生活習慣を少し変えるだけでも、装置の脱落を未然に防ぐことが可能です。
矯正装置が外れた場合、絶対にやってはいけないのは自己判断での処置や放置です。
例えば無理にブラケットを外そうとすると、歯の表面を傷つけてしまう危険があります。
また、外れた装置を飲み込んでしまうリスクもゼロではありません。
応急処置で痛みを和らげたとしても、そのままにしておくと歯が予期せぬ方向に動いてしまい、矯正治療の計画が狂う可能性もあります。
さらに、装置が正しく機能していない期間が長引くと、治療完了までの期間が延びることにもなります。
万が一装置が外れてしまったら、できるだけ早く歯科医院に相談し、専門的なケアを受けましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
東北大学歯学部卒業後、千葉国際インプラントセンターに勤務、
2015年しらかわファミリー歯科開業、2021年川口サンデー歯科・矯正歯科開業
【略歴】
・東北大学歯学部 卒業
・千葉国際インプラントセンター
・しらかわファミリー歯科開業
・川口サンデー歯科・矯正歯科開業
川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科
川口サンデー歯科・矯正歯科
住所:埼玉県川口市安行領根岸 3180 イオンモール川口3階
TEL:048-287-8010