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マウスピース矯正中の歯ぎしりは大丈夫?リスクと対策を徹底解説!

マウスピース矯正中の歯ぎしりは大丈夫?リスクと対策を徹底解説!

川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科「川口サンデー歯科・矯正歯科」です。

マウスピース矯正を検討している方の中には、歯ぎしりが治療に影響しないか不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
歯ぎしりは無意識に起きるため、自覚が難しい問題です。
しかし、適切な対策を講じることで、矯正治療をスムーズに進めることができます。

矯正用マウスピースは高精度な技術で作られていますが、歯ぎしりがもたらす影響や効果的な予防策を知ることが成功へのカギです。
今回は、マウスピース矯正中に歯ぎしりが起こる理由やその影響、解決方法を詳しく解説します。
この記事を読むことで、矯正治療に関する不安を解消し、治療をスムーズに進めるための実践的な知識を得られるでしょう。

 

目次

マウスピース矯正中に歯ぎしりが起きる理由
歯ぎしりがマウスピース矯正に与える影響
歯ぎしりを軽減するための対策
生活習慣の見直しによる改善
まとめ

 

マウスピース矯正中に歯ぎしりが起きる理由

歯ぎしりの原因

歯ぎしりは、ストレス、不安、生活習慣、噛み合わせの問題など、さまざまな要因によって引き起こされます。
特にストレスや疲労が溜まっている方は、無意識に歯を強く噛み締めることが多く、これが歯ぎしりの原因になることがあります。
また、カフェインやアルコールの過剰摂取、夜更かしといった不規則な生活習慣も歯ぎしりを引き起こしやすい要因です。

矯正治療中は、歯が動く過程で一時的に噛み合わせが変化することがあり、この変化に口腔内が適応しようとすることで歯ぎしりが増加するケースがあります。
この現象は治療の初期段階で特に顕著ですが、多くの場合、噛み合わせが安定するにつれて自然と収まります。

矯正中に歯ぎしりが誘発される理由

矯正用マウスピースは歯を新しい位置へ動かすために設計されており、装着による違和感が歯ぎしりを誘発することがあります。
また、噛み合わせの変化により顎や咬筋に負担がかかり、無意識のうちに歯ぎしりが起こることも少なくありません。
このような場合、歯科医師に相談することで適切な対策を講じることが可能です。

歯ぎしりが起きやすい人の特徴

日常的にストレスの多い生活を送っている方や、集中力を要する作業が多い方は歯ぎしりが発生しやすい傾向があります。
また、筋肉を使うスポーツ選手や力仕事をする方も注意が必要です。
これらの方々は日中の緊張が夜間に歯ぎしりとして現れることがあります。

 

歯ぎしりがマウスピース矯正に与える影響

マウスピースの変形や破損

歯ぎしりによる強い力は、マウスピースの変形や破損の原因となります。
矯正用マウスピースは薄い素材で作られており、耐久性がある一方で、過剰な力には対応しきれない場合があります。
これにより、装置に穴が空いたり亀裂が生じたりするリスクが高まります。
破損が発生した場合、すぐに歯科医院に相談することが重要です。

治療期間の延長や追加費用

マウスピースが破損すると、修理や再作成が必要になります。
そのため、治療期間が延びるだけでなく、追加の費用が発生する場合もあります。
装置の取り扱いには注意を払い、装着・取り外し時には歯科医師の指導を守ることが大切です。

矯正効果の減少

歯ぎしりが原因でマウスピースが正確にフィットしない場合、矯正力が十分に歯に伝わらず、治療が計画通りに進まないことがあります。
また、治療後の保定期間中にも歯ぎしりが続くと、歯並びが元に戻ってしまう「後戻り」が発生する可能性があります。

 

歯ぎしりを軽減するための対策

ストレス管理

歯ぎしりはストレスと深く関係しているため、ストレスを減らすことが予防に繋がります。
次のような工夫を取り入れてみましょう。

・睡眠の質を高めるため、就寝前にリラックスできる時間を作る。
・ハーブティーを飲む、深呼吸や瞑想を行うなど、ストレス緩和の習慣を取り入れる。
・趣味や運動で日中のストレスを発散する。

筋肉の緊張をほぐすマッサージ

咬筋や顎周りの筋肉が緊張している場合、マッサージを行うことで緩和することができます。
簡単な方法としては、咬筋に指を当てて円を描くように優しくマッサージする方法があります。
これを就寝前に行うことで、筋肉の緊張をほぐし、歯ぎしりを予防する効果が期待できます。

専用マウスピースの併用

歯ぎしりが強い場合、矯正用マウスピースに加えて「ナイトガード」と呼ばれる専用装置を使用することが効果的です。
ナイトガードは歯科医院で作成することができ、歯ぎしりによる歯の摩耗や装置の破損を防ぐ役割を果たします。

 

生活習慣の見直しによる改善

良質な睡眠環境を整える

睡眠の質を向上させることで、歯ぎしりの発生を減らすことができます。
以下の工夫を試してみてください。

・快適な寝具を選び、体に負担のない寝姿勢を保つ。
・寝る前にスマホやタブレットの使用を控える。
・部屋を暗くし、静かな環境を整える。

規則正しい生活習慣の確立

日中に適度な運動を行い、バランスの良い食事を摂ることで、夜間の歯ぎしりを軽減する効果が期待できます。
また、就寝前にはリラックスできる時間を作り、心身を整えることが重要です。

 

まとめ

歯ぎしりは、ストレスや生活習慣、矯正治療の過程での噛み合わせの変化などが原因となり発生します。
矯正治療中でも適切な対策を取ることで、多くの場合、歯ぎしりによる影響を最小限に抑えることが可能です。

日常生活でのストレス管理やセルフケアに加え、必要に応じて専用装置を使用することで、矯正治療を計画通りに進めることができます。
歯ぎしりが懸念される場合は、早めに歯科医師に相談し、最適な対策を講じることをお勧めします。
正しい知識と習慣で、安心して治療を進めていきましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

監修者

成田 展章 | Nobuaki Narita

東北大学歯学部卒業後、千葉国際インプラントセンターに勤務、
2015年しらかわファミリー歯科開業、2021年川口サンデー歯科・矯正歯科開業

【略歴】
東北大学歯学部 卒業
千葉国際インプラントセンター
しらかわファミリー歯科開業
川口サンデー歯科・矯正歯科開業

 

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