川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科「川口サンデー歯科・矯正歯科」です。
歯列矯正を始めると、どうしても口内に器具が当たってしまい、口内炎ができやすくなります。
この痛みがあると、食事や会話がつらいと感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、矯正治療中の口内炎の原因や対処法、予防のための工夫について詳しくご紹介します。
少しでも快適に治療を続けるためのヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてください。
歯列矯正中に口内炎ができやすくなるのは、器具が粘膜に触れることが大きな原因です。
ワイヤーやブラケットが口の内側にこすれ、傷ができると炎症が起こりやすくなります。
特に、矯正を始めたばかりの頃は、まだ口の中が器具に慣れていないため、痛みが強く感じられます。
また、唇の裏側や頬、舌など、口内のさまざまな場所に口内炎ができやすくなります。
ワイヤー矯正だけでなく、マウスピース矯正でも口内炎は発生することが多いです。
マウスピースの縁が粘膜に当たり、痛みや腫れを引き起こすこともあります。
矯正器具による刺激が少なくなると、次第に口内炎ができにくくなる傾向がありますが、長期的な対策が必要です。
矯正中の口内炎には、器具が原因のものや、栄養不足、免疫力低下によって起こるものなどがあります。
器具が原因でできる「カタル性口内炎」は、矯正治療中に最もよく見られる口内炎です。
カタル性口内炎は、粘膜が赤く腫れて熱を持つ症状が特徴で、時には水ぶくれができることもあります。
また、痛みに加え、口臭や味覚の低下が見られる場合もあります。
一方、「アフタ性口内炎」は、栄養不足や疲れが原因となり、白く小さな潰瘍ができる口内炎です。
免疫が低下しているときにできやすく、自然治癒には1週間ほどかかります。
矯正中は唾液の量も減りやすく、口内が乾燥しやすいため、さまざまな種類の口内炎が発生するリスクが高くなります。
矯正中に口内炎ができた場合は、矯正用ワックスや市販薬を活用して痛みを軽減するのが効果的です。
矯正用ワックスは、ブラケットやワイヤーが粘膜に当たる部分に塗ることで、摩擦を防ぎ、痛みを和らげます。
また、口内炎用の軟膏やスプレータイプの薬も市販されていますので、症状に合わせて使い分けましょう。
患部に直接触れることが少ないスプレータイプは、広範囲に痛みがある場合にも便利です。
さらに、食事中はなるべく柔らかい食べ物を選ぶことで、口内炎への刺激を減らせます。
痛みが強い場合は、冷たい飲み物で口内を潤すのも効果的です。
痛みが続く場合や、何度も口内炎ができるようなら、治療を受けているクリニックで装置の調整をしてもらうと良いでしょう。
矯正中の口内炎を予防するには、口内を常に清潔に保つことが重要です。
食後には必ず歯磨きをして、矯正器具に食べ物のカスが残らないよう気をつけましょう。
特に、殺菌成分を含む歯磨き粉やマウスウォッシュを使うと予防効果が高まります。
口内が乾燥しないように水分をしっかり摂り、唾液の分泌を促すためにガムを噛むのもおすすめです。
キシリトール成分入りのガムは、虫歯予防にも効果的です。
また、栄養バランスの良い食事を心がけ、特にビタミンB群やビタミンCをしっかり摂取しましょう。
免疫力が高まることで、口内炎の発生リスクも下がります。
装置に少しずつ慣れていくと、口内炎はできにくくなるため、初期の段階でしっかりと予防対策を取ることが大切です。
矯正中は、口内炎を予防するためにも生活習慣を整えることが大切です。
十分な睡眠をとることで免疫力を維持し、ストレスを溜めないようにリラックスできる時間を設けるようにしましょう。
口内炎の原因は、疲れやストレスが積み重なることでも引き起こされやすくなります。
適度な運動や趣味に没頭することで、ストレス発散に努めると良いでしょう。
また、食事は刺激の少ないものを選び、カレーやキムチ、レモンのような酸味の強いものは控えることをおすすめします。
柔らかい食べ物を取り入れることで、口内炎の痛みが悪化するのを防ぎやすくなります。
健康的な生活習慣を心がけることが、矯正中の口内環境を守り、治療を快適に続けるための大切なポイントです。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
東北大学歯学部卒業後、千葉国際インプラントセンターに勤務、
2015年しらかわファミリー歯科開業、2021年川口サンデー歯科・矯正歯科開業
【略歴】
・東北大学歯学部 卒業
・千葉国際インプラントセンター
・しらかわファミリー歯科開業
・川口サンデー歯科・矯正歯科開業
川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科
『川口サンデー歯科・矯正歯科』
住所:埼玉県川口市安行領根岸 3180 イオンモール川口3階
TEL:048-287-8010