マウスピース矯正で八重歯は治せる？治療のメリットとデメリットも解説

マウスピース矯正で八重歯は治せる？治療のメリットとデメリット

川口市イオンモール川口3階の歯医者・矯正歯科「川口サンデー歯科・矯正歯科」です。
八重歯が気になるけれど、治療法がわからないと悩んでいませんか？
特に、目立たず快適に治療を進められるマウスピース矯正が八重歯に対応できるかどうか、多くの方が気になるところです。
今回は、「マウスピース矯正で八重歯は治せるのか？」という疑問に答えつつ、治療の適応条件、具体的な手順、注意点をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、八重歯治療に関する不安を解消し、最適な治療法を見つけるための第一歩を踏み出せるでしょう。

八重歯とは？その特徴とリスク

八重歯とは、犬歯（糸切り歯）が歯列から外れ、隣の歯に重なるように突き出た状態のことを指します。
一見、可愛らしい特徴として捉えられることもありますが、実際には健康面でのリスクが隠されています。

八重歯が形成される主な原因には、以下が挙げられます。

・顎が小さく、歯が生えるスペースが不足している。
・乳歯が早く抜けたため、隣の歯が位置をずらしてしまう。
・遺伝的に歯のサイズが大きい。

これらの原因により歯列が乱れ、八重歯が形成されると以下のリスクが生じます。

　・虫歯や歯周病のリスク: 重なった部分が歯磨きしにくく、汚れが溜まりやすい。
・噛み合わせの問題: 奥歯に負担がかかり、顎関節症や頭痛の原因になる。
・口内トラブル: 突き出た歯が頬の内側を傷つけ、痛みや炎症を引き起こす。

これらのリスクを防ぐためにも、早めの治療が重要です。

マウスピース矯正で八重歯は治せる？

マウスピース矯正は、多くの八重歯症例に対応可能です。ただし、適応には条件があります。

以下のようなケースでは特に効果的です。

・歯の重なりが軽度で、スペースを確保しやすい場合。
・奥歯を後方に移動させることで、犬歯を正しい位置に動かせる場合。
・歯の表面を少し削る「ディスキング」によって調整可能な場合。

これらの条件を満たすことで、八重歯も自然で美しい歯並びに整えることができます。
治療後は、後戻りを防ぐための保定装置を使い、結果を安定させることが大切です。

マウスピース矯正が適さない場合の特徴

一方、すべての八重歯がマウスピース矯正に対応できるわけではありません。

以下のような場合は、他の治療法を検討する必要があります。

・重度の八重歯: 犬歯が大きくずれている場合や歯が6mm以上重なっている場合。
・骨格的な問題: 顎が小さすぎたり、形状が特異な場合。
・噛み合わせの問題: 過蓋咬合や顎関節症のリスクがある場合。

これらのケースでは、ワイヤー矯正や外科手術を併用した治療が推奨されます。

マウスピース矯正とは？その特徴と仕組み

マウスピース矯正とは、透明な矯正器具を使用して歯を少しずつ動かしていく治療法です。
その最大の特徴は、目立たず快適である点にあります。
特に、矯正装置が見えることを避けたい社会人や学生に人気です。

治療の流れは次の通りです。

・初診と診断: 3Dスキャンで歯列を分析し、矯正計画を立てます。
・マウスピース製作: データに基づき、オーダーメイドのマウスピースを作成。
・装着開始: マウスピースを装着し、一定期間ごとに新しいものに交換。
・定期チェック: 数週間ごとに歯科医の診察を受け、進行を確認。
・保定期間: 矯正完了後、歯並びの後戻りを防ぐためにリテーナーを装着。

このように、目立たず簡単に取り外しができる点がマウスピース矯正の大きな魅力です。
ただし、1日20時間以上の装着が必要で、自己管理が求められます。